研究代表者
高橋 浩之 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授
研究分担者
百瀬 敏光 国際医療福祉大学, 医学部, 教授
関野 正樹 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授
羽場 宏光 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 室長
鎌田 圭 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授
島添 健次 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授
従来のMRI(Magnetic Resonance Imaging)は、感度不足のため特定核種の詳細挙動を得ることは難しかった。本研究は2本のガンマ線を続けて放出する核種に着目し、これらの時間・空間相関を用い、コリメータを工夫して配置することで画像再構成不要の革新的なイメージング法を確立するとともに、外部電磁場を加えた多次元空間における高次の相関計測により、核スピンを介して生体深部でのpHやプローブ核種の化学結合状態などの計測を行う新しい多光子相関イメージング法の研究を行うものである。核医学とMRIの原理の真の融合により、医用イメージングの新たな潮流を先導することが期待される。